フジニュースネットワーク(FNN)は30日、日本の安倍晋三首相が春節(旧正月)に、中国人への祝賀ビデオメッセージを送ることを検討中と伝えた。中日両国は本件で最後の調整に入っている。
FNNが政府筋を取材したところ、安倍氏が2月5日(中国の亥年の1月1日)に中国側に、春節を祝うビデオメッセージを送ることが分かった。
報道によると、安倍氏は昨年2月の戌年の春節に、日本の中国語メディア『中文導報』に祝賀文を寄港し、在日華僑・華人に新春を祝い新年の挨拶をした。今回のような中国国内に直接ビデオメッセージを送るのは初の試みで、異例だ。
FNNによると、中国側の首脳は今年、日本で開催されるG20サミットに出席し、これを契機とし「中日両国の二国間関係重視の姿勢」を示すという。
安倍氏は昨年10月に7年ぶりに訪中した。中日間で経済・貿易の多くの協定が結ばれ、安全などの分野にも進展があった。安倍氏は「中日平和友好条約」の「不惑の年」に訪中したことで、中日両国の経済協力を推進し、両国の信頼を促進し、中日関係の前向きな発展を促したとされている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年2月1日