第55回世界卓球選手権大会個人戦が、ハンガリー・ブダペストで開催されている。国際卓球連盟(ITTF)は22日、「中国成都が、2022年世界卓球選手権団体戦の開催権を獲得した。2021年世界卓球選手権個人戦は、米ヒューストンで開催される」と発表した。新華社が報じた。
ITTFは同日、AGM(年次総会)を開催し、2021年および2022年の世界選手権開催地を決定した。2022年世界卓球選手権については、中国成都・日本北九州・ポルトガルリスボンの3都市が開催地として立候補していたが、最終的に成都での開催が決まった。
成都は、北京、天津、上海、広州および蘇州に続き、世界卓球選手権が開催される中国国内6番目の都市となる。成都では、2018年卓球女子ワールドカップが開催され、今年は男女のワールドカップいずれもが開催される。
ITTFのトーマス・ヴァイカット会長は、記者会見において、「成都ではパンダに再会できることを楽しみにしている。今年は男女のワールドカップが成都で開催される。中国は極めて経験豊かなチームだ」とコメントした。
「これまでに2回成都を訪れたが、非常に良い印象を抱いている。特に、リオ五輪が終わった後、多くの若いファンが競技施設やホテルの外で、中国人選手を待っているのを見て大変驚いた。彼らアスリートはまるで芸能スターのような人気ぶりで、このような情景を長いこと見ていなかったからだ」とヴァイカット会長は続けた。
2021年世界卓球選手権は、米国ヒューストンで開催される。卓球選手権がアジアやヨーロッパ以外の地域で開催されるのは、1939年以来のこととなる。2021年大会は、米プロバスケットボール協会(NBA)のヒューストン・ロケッツ本拠地で行われる。
ITTFは、今後、選手が使用するラケットのラバーの色を自由化する予定という。現在、選手が使用するラケットのラバーは、片面が黒、もう片面が赤と、2色を使用しなければならない。ITTFのスティーブ・デイントンCEOは、「東京五輪後、選手が使用するラケットのラバーは、片面は黒としなければならないが、もう片面は、条件が整っている限り、別の色に変えることが可能となる」としている。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年4月23日