日本の元首相、東アジア共同体研究所理事長の鳩山由紀夫氏は先ほど、東京都内で新華社の独占インタビューに応じた際に「一帯一路イニシアチブは地域の繁栄と平和の促進にとって重要な意義を持つ。日中は第三国、特に発展途上国で各種協力を展開することで、一帯一路の実施に推進力を生む」と指摘した。
鳩山氏は「中国の指導者は2013年にシルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロードという協力イニシアチブを提案した。日本メディアはこれを広く報じ、私本人も当時から非常に関心を持っていた」と述べた。
「一帯一路は古代シルクロードの現代版だ。歴史的に、シルクロードは日本にも大きな影響を及ぼしており、現代のシルクロードも日本と関連するはずだ」鳩山氏は地域繁栄の促進により地域の平和を守ることに全面的に賛成し、一帯一路が打ち出されてから関連国が政策の意思疎通、施設の連結などで手にした成績を積極的に評価した。
鳩山氏は2016年より招待を受け、アジアインフラ投資銀行(AIIB)国際諮問委員会の委員に就任している。鳩山氏はAIIBの働きを高評価し、「AIIBは金融や資金の面から一帯一路を支援し、これを計画段階から着実な実施に移し、地域の繁栄を創出するため着々と力を尽くしている」と述べた。
鳩山氏は第2回一帯一路国際協力サミットフォーラムへの出席に期待している。一帯一路の未来の展望、日中の関連協力の可能性について、鳩山氏は「日本側は昨年より、一帯一路の建設に積極的な態度を示している。日中は一帯一路の協力推進でも積極的な進展を手にしている。日中が一帯一路をめぐり協力を展開するなか、日本は一部の経験や技術を提供するといった自分の役割を見つけるべきだ」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年4月24日