中国証券監督管理委員会(証監会)が22日に発表した情報によると、証監会の方星海副主任は中日資本市場フォーラムにて、次のように述べた。
日本の資本市場は成熟した豊富な経験を持ち、多くの面で中国にとって参考の価値がある。中日両国は資本市場分野で多くの共通する理念と利益を持ち、資本市場をめぐる協力は中身が豊富で将来性が高い。証監会は日本の監督管理部門及び金融業界と共に進み、努力し、両国の資本市場と実体経済の健全化及び安定に新たな動力を注ぎ込みたい。
日本が近年、伝統的な製造業の突破を模索し、新材料、AI、医療、IoTなどの新興分野で成果を手にしていることは周知の事実だ。革新支援についても、日本の資本市場は我々に良き範を垂れた。日本の資本市場における近年の試みは、中国の資本市場改革と多くの面で一致する。我々は学習と参考を強化し、互いに融通し、資本市場改革・発展の最適化を共に模索するべきだ。両国の資金構造を見ると、日本は長期資金が多く、中国のような収益性の高い資本市場への投資が必要だ。同時に中国の資本市場もより多くの長期資金を必要としている。中国は貯蓄が多く、日本という収益が比較的安定した市場に一部の資金を投じることで、国別のリスクを分散する必要がある。そのため両国は証券市場の投資分野で大きな協力の余地を残している。
グローバル化に向かう資本市場は、より包括的で健全な監督管理体制、それからより掘り下げた全面的な国際協力を必要とする。中国の資本市場はこの30年間で急成長し、市場の層が絶えず厚みを増し、製品が絶えず豊富化し、規模が徐々に拡大した。すでに世界最大の新興市場になり、世界トップの規模となっている。我々は現在、改革深化と開放拡大を続け、規範的で透明で、開放的で活力あふれる、強靭な資本市場の構築に取り組んでいる。日本の資本市場は成熟した豊富な経験を持ち、多くの面で中国にとって参考の価値がある。中日両国は資本市場分野で多くの共通する理念と利益を持ち、資本市場をめぐる協力は中身が豊富で将来性が高い。証監会は日本の監督管理部門及び金融業界と共に進み、努力し、両国の資本市場と実体経済の健全化及び安定に新たな動力を注ぎ込みたい。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月24日