共同通信によると、日本の天皇、皇后は9日、東京都元赤坂の住まい赤坂御所にて、間もなく離任する中国の程永華駐日大使夫妻と懇談した。天皇夫妻が即位後、外国の要人と面会するのはこれが初。日本宮内庁によると、懇談は約25分続き、双方とも日本語で歓談したという。
日本の上皇は即位中、外国大使の新任・離任時に面会したほか、大使の日本駐在期間が満3年になると懇談していた。新天皇はこの活動を引き継ぐという。
また中国駐日本国大使館のウェブサイトが8日に発表した情報によると、程大使は7日に東京のホテルニューオータニで離任レセプションを開いた。安倍晋三首相夫妻、山下貴司法務大臣ら政府高官、衆参両院議員、地方政府及び友好団体の責任者、経済界の首脳、各大手メディア及び著名大学の責任者ら800人余りが出席した。
程大使はあいさつで、駐日大使に就任してから9年以上に渡る中日関係の変化・発展の過程と勤務中のさまざまなことを振り返り、「両国各界の関係者の共同の努力により、中日関係は国交正常化以降で最も苦しい時期を乗り越え、正しい軌道に戻った。中日の平和・友好・協力事業は再出発を果たし、新たな発展を手にし続けている。中国の駐日大使として、就任中に使命に恥じない答案を提出し、悔いなくバトンタッチできたことに深く喜びを覚えている」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年5月10日