中国の「花椒」、日本で人気の調味料に

中国の「花椒」、日本で人気の調味料に。「香辛料は美食の一部で、分量は1%未満かもしれないが、存在感は100%だ」と言われる。麻辣(マーラー)で有名な四川料理の中で、花椒(ホワジャオ)は非常に重要な役割を演じている…

タグ:四川省 調味料 中華料理 食材店

発信時間:2019-05-14 14:11:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「香辛料は美食の一部で、分量は1%未満かもしれないが、存在感は100%だ」と言われる。麻辣(マーラー)で有名な四川料理の中で、花椒(ホワジャオ)は非常に重要な役割を演じている。中国の花椒は四川料理のブームにより、日本への大量輸出が始まっている。日本メディアが伝えた。


 東京都新宿区で4月20、21両日、「四川フェス2019」が開催され、多くの業者が四川省の調味料を購入しようと集まった。うち花椒が好評を博した。


 日本経済新聞の記事に掲載された、調査会社インテージのデータを見ると、花椒が日本市場で存在感を強めていることが分かる。花椒の2018年の日本国内市場は約1億100万円で、前年比で29%増加した。需要拡大の影響により、輸入価格も高騰している。


 花椒を使った「しびれ鍋」が飲食店で好評なほか、食品各社もマーボー豆腐やスパゲティソース、カップ麺に活用している。エスビー食品は花椒を使ったレシピをホームページで紹介。人気レシピサイトなどでも汁なし担々麺や白菜入り中華スープ、鶏肉のいため物などが人気のようだ。


 日本のグルメ情報サイト「ぐるなび」の統計によると、日本国内の「花椒」をキーワードとする飲食店の数は、1年間で従来の2.2倍に増加した。また花椒を使用した「麻辣料理」も、2018年度の特色ある料理の2位に選ばれた。


 時事通信の報道によると、花椒の成分を含む製品の販売額が昨年、急成長した。花椒を使った商品で人気を集めることは、日本の美食界の新たな流行になるかもしれない。


 日経中文網によると、花椒は伝統的な中華料理店で常備されている調味料であるが、今や日本の料理界にも進出している。「下と唇をしびれさせるこの調味料は、日本の若者から好評を博している」116年の歴史を持つ老舗食品企業の中村屋もこのほど、料理の革新で花椒の使用を開始し、若い消費者から注目を集めている。


 花椒関連商品を販売する輸入食材店「カルディコーヒーファーム」の運営者は、「トウガラシと違った辛さで、あとをひく感じが人気」と話した。専門商社も、「ひとふりすれば料理の味が本格的になる。ブームでは終わらず定番化するのでは」と話している

 

  「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年5月14日

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