日本の『毎日新聞』によると、日本の最高裁判所事務総局秘書課の事務官の長岡宗隆氏が先日、若い女性の部屋を盗撮したとして、東京都迷惑防止条例違反の疑いで逮捕された。
今年36歳の長岡宗隆容疑者は13日早朝に東京都新宿区の自宅マンションで、同じ建物に住む20代女性の部屋を盗撮しようとした疑い。彼は長い棒の先に小型カメラをつけてベランダから部屋を盗撮しようとし、女性に見つかり通報された。長岡容疑者は警察での取調べに対し、「女性に着替えや下着姿を見たかった。何度も盗撮した」と供述。
報道によると、今年4月、警察は同様の理由で長岡容疑者の同僚で最高裁判所事務総局秘書課の別の男性事務官を逮捕している。この40代の男性事務官は東京都の錦糸町駅で女性の下半身を盗撮して現行犯逮捕された。
日本の最高裁判所の同じ事務局で2人の公務員が女性を盗撮して逮捕されたことに対し、日本の世間は騒然とした。「盗撮を人生の窮地に陥った人ではなく、みんなが羨む地位にいる人がするとは。これで全てを失った」、「違法だと知っていながらするのは、窃視症の精神病なのだろう」、「最もストレスのある仕事に就いた結果、おかしくなったのか」、「地位と関係なく、公平な判決を望む」などの声が上がっている。
日本人が盗撮したがる理由とは
日本の共同通信社は15日、ある30代の日本人男性が韓国の光州で開催された世界水泳選手権で、ニュージーランドの女子水球選手の下半身を盗撮した疑いで韓国の警察当局に逮捕されたと報道。この男性は「性犯罪、性的嫌がらせ」で立件され、出国を制限された。
韓国聯合ニュースの16日の報道によると、光州警察は15日、この容疑者は13日に韓国に入国し、14日午前に試合を観戦し終え退場する際に盗撮容疑で検挙され、調査を受けた。警察当局が押収した盗撮動画は13本、時間にして計十数分で、動画の状況から韓国の法律に違反したことが証明された。
盗撮は日本の社会問題になっている。日本の『毎日新聞』は以前、盗撮で病院にかかる患者の多くが高学歴の男性で、初診前の盗撮回数は平均1万回に上ると報道。大森榎本クリニックの精神保健福祉部長の斉藤章佳氏によると、2006年5月から2018年6月までの12年間に性癖で診療した患者の多くが盗撮または窃視したことがあり、全員が男性で、30代は70%、会社員は49%、うち大学または大学院卒業者は62%、多くが既婚者である。66%の人がスマートフォンで盗撮した。
斉藤章佳氏は、彼らにとって盗撮は他人の日記を盗み見るのと同じで、優越感に満ち溢れ、支配欲にコントロールされ、自分で抜け出すことができないと分析する。そのほか、斉藤章佳氏は書籍『男が痴漢になる理由 』の中で、痴漢し続けるのは、彼らが重苦しい環境の中で生活し、従順な役割を演じ、平凡な生活を送っているため、匿名性の高い満員電車を発散場所にすると記した。痴漢を通して弱者をいじめ、ある種の優越感や達成感を味わうことができるという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年7月17日