日本の茂木敏充経済再生担当大臣は、日米貿易交渉が非常に難航しており、今も多くの食い違いが残されていると述べた。
茂木氏はライトハイザー米通商代表とワシントンで21日、両国の貿易協定の交渉を開始した。交渉は2日は続くとみられる。
茂木氏は初日の交渉後、記者団を前にして「お互い国益を懸けて大きな交渉をしており、非常に難航している」と述べた。
双方の交渉は「煮詰まってきた」が、「多くの食い違いが残されている」という。
茂木氏は「双方に残された課題は絞られてきた。大詰めを迎えている」と述べた。しかし茂木氏とライトハイザー氏は交渉の日程表、最終的な合意の時期についてはあまり時間を割かなかった。
米国の当局者は先ほど、今年9月末までに広範な内容を含む貿易協定の締結を目指すと述べた。
米国のドナルド・トランプ大統領は昨年9月26日、ニューヨークで日本の安倍晋三首相と会談した。双方は二国間貿易交渉を開始することで合意した。初の閣僚級貿易交渉は今年4月16日にワシントンで終了した。今回のワシントンでの会議はその直近の交渉となった。