中国の軍艦が日本の観艦式に参加 中日関係改善のシグナルに

中国の軍艦が日本の観艦式に参加 中日関係改善のシグナルに。北東アジアでは現在、歴史的な激変が生じているが、平和的発展に基づく地域の秩序が未だ確立されていない。中日関係は現在、モデルチェンジの段階に差し掛かっている…

タグ:海上自衛隊 駆逐艦 ミサイル 

発信時間:2019-10-12 14:34:50 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国の052D型ミサイル駆逐艦「太原号」が10日午前、日本の横須賀に寄港した。日本の海上自衛隊が開催する国際観艦式に参加する。中国海軍の軍艦の訪日は10年ぶりで、観艦式への参加は初。


 産経新聞の報道によると、海自の観艦式は3、4年毎に開催されている。友好国の海軍艦艇は「祝賀航行部隊」として参加する。情報によると、今年の観艦式は今月中旬に東京の相模湾で開催を予定していたが、強い台風19号の影響を受け具体的な時期と計画は未定となっている。海軍051B型ミサイル駆逐艦「深セン号」が2007年11月に東京湾を訪問したことに続き、海軍主力駆逐艦の日本本土訪問は今回で2回目となる。


 軍事外交の重要な構成部分である観艦式への参加と招待は、両国関係の変化をある程度反映している。安倍首相は2018年10月に訪中した際に、「日中関係を競争から協力に転じさせ、第3国における協力の空間を拡大する」と明言した。これは紛れもなく、中日のパワーバランスに重大な変化が生じるなか、未来を共有する新しい関係の構築に努力するという積極的なシグナルだ。


 新中国成立70周年の祝賀ムードのなか、安倍氏は異例にも世界の大国の中で初めてビデオメッセージという形式により、自ら姿を現し中国に祝意を表した。今回の太原艦の観艦式参加は、中日両国の軍事関係改善の最新の努力だ。


 北東アジアでは現在、歴史的な激変が生じているが、平和的発展に基づく地域の秩序が未だ確立されていない。中日関係は現在、モデルチェンジの段階に差し掛かっている。双方には多くの取り組みが残されているが、それは未来志向の新関係を共に構築するという一点にまとめられる。学者が分析しているように、中日が大局的見地に立ち、対話・協議・開放・協力を推進できれば、それは二国間関係・地域・世界にとっての朗報になる。(筆者・王維時 雲南財経大学「一帯一路」国際問題研究センター客員研究員)


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年10月12日

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