現在各界で熱心に議論されている中国語ブームについて、古川氏はより理性的で具体的な分析を行った。「中国語が全世界でホットになっているとは言えない。一部の地域はスタートラインが低いため、ホットになりやすい。一部の地域ではすでにある程度の熱があるため、さらにホットにするのは困難だ」
古川氏は東南アジアの状況を例として、「日本人学生の中国語学習の条件が整ってきたが大半の学習者は基礎もしくは初級段階の中国語を学んでいる。中国語をマスターし中国語ネイティブと日常交流できる人材は非常に不足している。今後は発想を変え、数から質に転じ、中高級以上の中国語人材の育成を重視する必要がある。韓国やベトナムなどの漢字文化圏でも類似する背景と現状がある。中国語の国際教育制度も、東アジアの各地域の特殊な状況に注目すべきだ。これは中国語の国際化に高品質教育の扉を開く」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年12月15日