東京地方裁判所は偽証の疑いで、日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン被告の妻のキャロル・ナハス容疑者の逮捕状を出した。NHKが速報で伝えた。
東京地検特捜部は、キャロル容疑者(53)が昨年4月に東京地方裁判所で行われた証人尋問で嘘の証言をしたとして逮捕状を取った。報道によると、両容疑者は現在、レバノンで暮らしている。
キャロル容疑者は証人尋問で「知らない」と答えていたが、調査によるとキャロル容疑者はインド代理店のインド人幹部と何度もメッセージのやり取りをしていた。そのため裁判所はキャロル容疑者に偽証の疑いがあるとした。
両容疑者は現在、レバノンに滞在している。特捜部は日本の警察を通じ、国際刑事警察機構(ICPO)に対して関連する国際手続きを申請する。ゴーン容疑者(65)はレバノンで生まれてブラジルに移民した。ゴーン容疑者は2018年11月、特別背任容疑で日本で逮捕され、保釈された。昨年12月30日に、レバノンの首都ベイルートに逃亡した。
ゴーン容疑者のレバノンへの逃亡劇は世界を驚かせ、その手段に関する憶測を呼んだ。複数のメディアによると、フランス発給のパスポート2通が逃亡の重要な鍵を握っているとみられる。英メディアの2日の報道によると、ゴーン容疑者は日本からの逃亡について、家族との関係を完全に否定した。日本からレバノンへの移動は独自に計画したもので、家族から何ら協力を受けていないと述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年1月8日