原油価格を押し上げる可能性があるのは、金融市場に充足した資金である。これは2007年に発生した現象で、当時、米国のサブプライムローンが表面化し、行き場をなくいた投機資金が大量に原油に流れた。これは実体経済にさらなるダメージを与えた。
現在の市場において、かつて米国の金融危機を予測したニューヨーク大学のヌリエル・ルビーニ教授は悲観視しており、彼の警告は再び注目を集めた。ルビーニ氏は2019年、地政的緊張により原油価格が上昇し、世界的な不景気に陥る可能性があると述べた。彼は1月3日にSNSで、米国とイランの駆け引きは湾岸諸国の戦争を席巻するメニューになるとし、原油高騰リスクに再び言及した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年1月8日