日米安保条約署名60周年、在日米軍駐留経費が焦点に

日米安保条約署名60周年、在日米軍駐留経費が焦点に。日米両国は1960年に安保条約に署名し、2020年で丸60年になる。日本の茂木敏充外務大臣、河野太郎防衛大臣、米国のポンペオ国務長官、エスパー国防長官が共同声明を発表し、条約締結60周年を共に祝った…

タグ:同盟 日米安全保障条約 平和 安全

発信時間:2020-01-19 14:40:27 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 日米安全保障条約は19日、署名から60日を迎えた。共同通信は18日、日米双方はこれを契機とし、両国の同盟関係をさらに強化する予定と報じた。日米両国政府は17日の共同声明の中で、両国の同盟が現在かつてないほど堅固であり、かつその領域が最も広範であると強調した。日本メディアは、安倍政権が新たな国際環境における日本は「自主性」を発揮すべきと強調しているが、日米同盟は依然として日本の外交・安全政策の「基軸」であるとした。ところが現在の環境において、日米同盟関係は一連の新たな課題に直面している。


 日米両国は1960年に安保条約に署名し、2020年で丸60年になる。日本の茂木敏充外務大臣、河野太郎防衛大臣、米国のポンペオ国務長官、エスパー国防長官が共同声明を発表し、条約締結60周年を共に祝った。「両国に共通する価値・利益を守り、私心なく貢献した自衛隊と米軍に感謝する」声明は、日米同盟は平和と安全を保証するため「不可欠な力を発揮してきた」と振り返り、「今後もこの力を発揮し続ける」とした。また、日本の新安保法に基づき自衛隊が米軍への支援を強化できるため、日米同盟は現在すでに「かつてないほど堅固かつ広範で、不可欠になっている」と強調した。日米はさらに同盟により、「自由で開かれたインド太平洋」の構想を共に実現するという。


 エスパー氏は17日、ツイッターで「米日同盟は依然として両国の安全と繁栄を保証するため不可欠だ」と投稿した。このツイートは河野氏にリツイートされた。産経新聞によると、茂木氏は17日の都内の講演で「安倍首相とトランプ大統領の信頼関係により、日米同盟はかつてないほど安定している」と述べた。また日米同盟関連の両国の学術交流の強化を呼びかけた。


 日本政府は1945年の敗戦後、米国政府と2つの安保条約に署名した。時の吉田茂首相は1951年、米国政府と日米安全保障条約(一般的には旧安保条約と呼ばれる)に署名した。当時は東西が冷戦で対立し、朝鮮戦争が勃発していたこともあり、この旧安保条約は米軍に日本駐留の権利を与えた。在日米軍の主な目的は、極東の安全保障など。言い換えるならば、日本には米軍に基地を提供する義務があるが、米軍には日本の安全を守る義務はないということになる。そのため当時の日本各界は、旧安保条約は「不平等」であるとした。


 時の岸信介首相は1960年1月19日、この不平等な規定を解消するため、米国のアイゼンハワー大統領と新たな日米安全保障条約(一般的には新安保条約と呼ばれる)に署名した。この10条からなる安保条約は、在日米軍の権利と義務を明記し、日米関係を相対的に見て「平等」にした。


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