フィリピンメディアの報道によると、フィリピン空軍は、日本から対空レーダーステーションを調達することで契約を締結した。ロシアの軍事専門家のヴァシリ・カシン氏がスプートニクに明かした情報によると、日本がアジアの国に高額の軍事設備を大量に供給するのはこれが初めてとなる。これまで、日本の軍需輸出は米国の各種プロジェクト研究開発とパーツ供給に関するものが中心だった。また、日本はアジア諸国にも海岸警備設備を提供している。
日本の武器輸出規制は2014年に解除されたが、最近まで大きな変化はなかった。2010年代中期、三菱重工と川崎重工の財団はオーストラリア海軍の非原子力潜水艦の建造の競争入札に参加したが、2016年にフランス海軍造船局に負けた。
新しい契約は重大な意味を持つ。契約によると、フィリピンは3基の現代的なJ/ FPS-3MEレーダーステーションと1基の移動式J/ NPS-P14MEレーダーステーションを調達する。J/ FPS-3MEレーダーステーションはアクティブ・フェーズドアレイレーダーで、現代化レベルが高く、高額で、フィリピンの対空制御能力を高める。