3月25日、日本・東京都中央区のオフィスビル内で、東京五輪のカウントダウンクロックのディスプレイに「調整中」が貼られていた。その下の五輪の開催日も隠されていた。
共同通信によると複数の関係者は現地時間7日、日本政府が外国から訪れる選手や大会関係者らを対象にした入国制限緩和の検討に着手することを明らかにした。世界的に感染が収束せず日本への入国がままならない国や地域が残る状況も想定し、「早期に対応を進めて競技を実施できるよう準備を整える狙いがある」という。
五輪には通常、200以上の国と地域が参加する。選手だけでも約1万1000人にのぼる。東京五輪のテストマッチは来春に再開される見通しで、海外の選手も参加する。政府は入国制限を完全に解除できない状況などを想定し、五輪目的の入国者のみを対象とした制限緩和措置を整備する必要があるとしている。
東京五輪組織委員会は今秋以降に具体的な新型コロナ対策を策定し、五輪運営の簡素化に向けコスト及び参加者を削減するが、選手と競技は数を維持する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年7月9日