東京都が東京オリンピック都市ボランティアを対象に実施した調査によると、ボランティアの約8割が来年のオリンピックとパラリンピック開催期間の感染症蔓延を懸念していることがわかった。
回答者の79%が感染症蔓延を懸念し、49.3%が五輪延期がボランティア参加意欲に影響することを懸念している。そのほか、75.1%が東京都がボランティアに安全な作業環境を提供することを望んでいる。研修で学びたい技能についての質問では、76.7%が「どのようにコロナ禍で自分を守り、高温下でボランティアサービスを行うか」、58.6%が「AED使用などの応急処置」と回答した。
東京オリンピック委員会は昨年、競技場や選手村などの運営作業に携わる大会ボランティアとスタッフのニックネームは「フィールドキャスト」に、駅や空港などで観客と観光客に交通観光情報などのサービスを行う都市ボランティアは「シティキャスト」に決定したと発表した。東京都は、調査結果をもとにボランティアの防疫指導マニュアルを作成し、来年春に開始する研修で配布するという。
感染症の影響で、今年夏に開催予定だった東京オリンピックは2021年7月23日開幕に延期された。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年10月23日