数々の困難に見舞われた2020年が終わり、世界は挑戦に満ちた新年を迎えた。新型コロナウイルスの感染状況が依然と深刻だ。5日と6日には、いくつかの国で懸念すべき記録が生まれた。米国の新型コロナウイルスによる死者は3770人にのぼり、1日としては過去最大となった。英国の1日の感染者が初めて6万人を上回り、日本は初めて6000人を上回った。ワクチンの接種ペースはウイルスの感染ペースに追いついておらず、米国ではさらに「高所得者が優先的に接種」というスキャンダルが発生している。
中国では、河北省の感染者が数日で100人を超えるという最新の警報が出された。国家衛生健康委員会が6日発表したデータによると、全国31省(自治区・直轄市)及び新疆生産建設兵団の5日の感染者は32人、無症状の感染者は64人だった。英紙「ガーディアン」は、「世界の大半の国と異なり、中国には厳しい封鎖及び観光の規制による感染抑制の成功経験がある。中国は現在さらに、春節前に100万本のワクチンを接種する計画を急ピッチで進めている」と伝えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年1月7日