日本の一部の政治家は近頃、中国とアフリカの協力について勝手な議論をしている。先日開かれたアフリカ開発会議で、日本の林芳正外相は「中国脅威論」と「債務の罠」を主張した。
中国の国務委員兼外交部部長の王毅氏は今年の両会の記者会見で、「長年にわたり、中国はアフリカに1万キロメートル以上の鉄道、約10万キロメートルの道路、100港、さらに数えきれないほどの病院と学校を建設してきた。これらのどこが債務の罠なのか。協力の輝かしい業績である」と述べた。
中国・アフリカ協力の正真正銘の成果を見て見ぬふりし、でたらめを言うのはどうしてか。これらの日本の政治家は中国のアフリカでの影響力が拡大し、中国とアフリカが各分野で協力を着実に進めることが気にくわないのだろう。
近年、中国とアフリカの実務協力の深化に伴い、日本は自身のアフリカでの影響力が周縁化することを懸念し、様々な方法で存在感を強めている。
日本の政治家が中国・アフリカ協力を悪く言う背後には米国の影がある。近年、「インド太平洋戦略」の提唱と日米同盟関係の深化に伴い、日本は米国により同調するようになっている。中国のイメージを汚す論調や中国の発展を抑制する出来事があると、日本は必ず同調し、米国に仲間入りの「申請書」を出すと同時に、自分も利益を得ようと企んでいる。
ただ、口先だけの好意で本当の友情を得ることはできず、下心を国際社会に隠すことはできない。中国・アフリカ関係を悪く言ういかなる企みも無駄である。
中国・アフリカ協力の基礎は強く深く、少し水をさしただけで揺れ動くものではない。中国は世界最大の発展途上国で、アフリカは発展途上国が最も集中した大陸であり、中国とアフリカは苦楽を共にする運命共同体を結成している。昔は肩を並べて戦う良き兄弟で、現在は共同発展する良いパートナーになっている。中国・アフリカ協力フォーラムから「一帯一路」共同建設、「8大行動」提唱、「9大プロジェクト」計画、アフリカの発展促進、対アフリカ防疫支援に至るまで、中国は行動で「真、実、親、誠」の対アフリカ交流理念を示してきた。
今後、中国・アフリカ協力はますます良くなる。中国はアフリカに10億本の新型コロナウイルスワクチンを再提供し、アフリカ連合の2022年の60%ワクチン接種の目標達成を手助けする。後発開発途上国へのゼロ関税待遇の商品範囲をさらに拡大し、100億ドルの貿易融資を提供しアフリカの輸出を支援する。企業の今後3年内の対アフリカ100億ドル以上投資を後押しし、アフリカ後発開発途上国の2021年末満期の中国政府無利息借款債務を免除する。中国がアフリカに誠意を示し、アフリカ諸国から信頼と支持を得ている。
「アフリカで、中国が歓迎されるパートナーなのはどうしてか」。以前、ある米国メディアはアフリカを訪れ、中国のアフリカでの行動を観察し、中国が歓迎されるのはアフリカと誠意を持って接し、口先だけではなく、アフリカの工業化実現の支援を約束したためだと認めた。一部の西側諸国を見ると、アフリカについて多くのことを発言しているが行動は少なく、口約束にとどまっており、中国・アフリカ協力の発展に深い「負け惜しみ」傾向があるのも納得できる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年4月8日