日印「2+2」会談、戦闘機合同演習を計画

中国網日本語版  |  2022-09-09

日印「2+2」会談、戦闘機合同演習を計画。両国はさらに、初となる戦闘機合同演習の早期開催を含む、防衛協力関係を掘り下げるとした…

タグ:会談 共同声明 利益

発信時間:2022-09-09 14:30:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 日本とインドは8日、両国にとって2回目の「2+2」外相・防衛相会談を行った。NHK(電子版)によると、日印双方は同日発表した声明の中で、中国への「懸念」に基づき、「力による一方的な現状変更の試み」に強く反対することで一致し、かつ日米豪印4か国の「クアッド」の枠組みでも連携を強化することを確認した。両国はさらに、初となる戦闘機合同演習の早期開催を含む、防衛協力関係を掘り下げるとした。

 

 日本の林芳正外相は会談で、「わが国はインドとの関係を極めて重視している。世界では既存の秩序がさまざまな挑戦にさらされており、両国の連携、協力の必要性はますます高まっている」と述べた。インドのジャイシャンカル外相は、「インドと日本の関係は非常に重要だ。安保及び外交の協力をさらに強化したい」と応じた。日本の浜田靖一防衛相は、ロシアのウクライナ「侵攻」は「国際秩序の根幹を揺るがす暴行であり、絶対に認められない」と述べた。浜田氏はまた、中国が先ほどの軍事演習中にミサイルを日本の「排他的経済水域」に落下させたことを批判し、「重大問題であり、強く批判する」と述べた。インドのシン国防相は中露を直接名指しせず、「(印日)両国関係の強化を強く願う」と強調するに留めた。

 

 8日付「日本経済新聞」は、双方は当日発表された日印「2+2」共同声明の中で、両国部隊の合同訓練を強化する方針を確認したと伝えた。米メディアはインド国防省の声明を引用し、「両国の国防相は、両国初の戦闘機合同演習の早期開催は、双方のより広範な協力及び両国空軍の共同作戦の道を築くとの見方で一致した。インドと日本は中国からの脅威など、拡大する安全の脅威に対応すべく軍事力を強化中だ」と伝えた。


 日本メディアは今回の日印「2+2」会談に注目した。「毎日新聞」は、日本はインドとの関係を非常に重視しており、双方は中国の「軍拡」と海洋活動に警戒を維持していると伝えた。またロシアとウクライナの衝突を背景とし、日本はインドとロシアの間に楔を打とうとしている。インド問題に詳しい岐阜女子大学の堀本武功客員教授は8日、「日本経済新聞」の取材で、「インド外交の本質は自国の利益の最優先だ。ロシアとウクライナの衝突をめぐりインドを引き込むのは難しいが、対中国で日本とインドが協力できる余地は大きい」と述べた。しかし「毎日新聞」は、「インドは伝統的に非同盟と全方位外交を中心としているため、中国との関係悪化の回避がインドの真の態度だ」と伝えた。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年9月9日


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