(三)IAEAタスクフォースの評価権限は、日本側の強い制御・制限を受ける。IAEAは日本側の要請に応じ福島核汚染水処理計画の評価を行い、IAEAタスクフォースは日本側から事前に明確な許可を受ける必要がある。日本はその許可を、核汚染水を処理するためのすべての計画ではなく、海洋放出計画への評価に限定し与える。そのためIAEAタスクフォースは各計画の優劣を評価できず、また海洋放出が核汚染水処置の唯一の最も安全で最も信頼できる選択肢であることも証明できない。国際社会が検討すべきは、最も安全かつ最も妥当な手段による核汚染水の処理についてであり、かつ日本側が一方的に決定するのではなく国際社会で共に決定するべきだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年7月6日