心理その一:海外にはなかなか行けない、知り合いの買い物も
中国人は礼のやり取りを重んじる。海外旅行に出かけると親しい知り合いや会社の上司、同僚に手土産とともに、頼まれた買い物の長い「レシート」を持ち帰る。自分の買い物と頼まれたものをあわせると買う物はもちろん増える。
心理その二:人民元切り上げで割安に
人民元は十数年前に比べてかなり価値が高くなった。中国の観光客にとっては海外の商品、特に国内で販売価格が1万元以上する高級品を人民元の価格に換算するとかなりの割安感がある。
心理その三:価格差で旅費を「稼ぐ」
例えばシンガポール・マレーシア・タイ3カ国ツアー費用は約3000元。免税店で高級化粧品を何本か買うと国内で買うよりも1000~2000元節約できる。国内より安いものをさらに加えると、3000元の旅費が「価格差」で稼げるというわけだ。自分で使うか、人に送るかは、何本か貯めてから決めよう。
心理その四:初の海外旅行はスマートに
多くの人は初の海外旅行ともなると、バラエティ豊かな海外の商品を前にいくらばかりか理性を失ってしまうものだ。「この商品は他にはない」などのガイドの言葉につられ、ついつい財布のひもが緩んでしまう。
心理その五:海外旅行なんてなかなかできない、自分を労う。
英メディアが以前、中国の外資系企業の2000人の社員旅行を追跡したことがあるが、彼らは英国で、Clarksの革靴を1人平均6足以上買いあさり、支払いの際、カウンターから大通りまで行列ができたという。
心理その六:富裕層は惜しげもなく大金を使う
富裕層の買い物の目的はより高価なものの収集にグレードアップしている。例えば有名デザイナーにオーダーメイドした高級ブランドの洋服、スイスの時計工房が製作した高級時計、伝統あるワイナリーの限定ワイン、世界限定発売の高級スポーツカー、ニューヨークの高級住宅などなど。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年2月23日