「北京日報」は12日付署名記事「また現れた西側メディアのダブルスタンダード」で、ウルムチ「7・5」事件に関する一部西側メディアの虚偽報道、および一部西側政治屋・組織の偽りの態度表明を暴き、糾弾した。記事は次のように指摘する。
一部西側メディアは事実の真相を顧みず、写真・画面・ディテール・用語などの面で外国の読者・視聴者をミスリードし、さらには、現地取材をしていない、または信頼に足る証拠がないままに、歪曲的な虚偽報道を流し、メディアとしての最も基本的な職業倫理をすでに喪失している。
一部西側政治屋・組織の態度表明は、故意に是非を曖昧にし、一般市民の関心をずらし、あるべきでない対立感情を煽っている。
世界的範囲で見れば、いかなる国でも矛盾・衝突は起こりうるし、甚だしくは、極端な事件も発生する。社会秩序を破壊し、むやみに暴力を振るった者に同情を示すのは、無辜の犠牲者の人権を無視し、被害者の身内の苦痛を顧みぬもので、人類の道徳の基本準則に背く。
テロ活動が国際化する中で、硬直化した思考様式で他国の問題を扱い、報道を政治の道具とすることは、誰の利益にもならないだけでなく、己にとっても同様に有害である。
「人民網日本語版」2009年7月13日