鳩山首相、突然の辞任の理由

タグ: 鳩山 辞任 理由 普天間問題 献金スキャンダル

発信時間: 2010-06-03 15:11:37 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

■政治献金スキャンダル

政治資金問題という足枷を早急に解く必要

いわゆる政治献金問題とは、民主党の鳩山党首と小沢幹事長に関する問題で、政権に就く前からあったこの問題に、民主党はずっと苦しめられてきた。小沢氏は09年5月に政治資金問題で民主党党首を辞任し、鳩山氏が後を継いだ。それから1カ月後、鳩山氏は記者会見で、自身の政治資金管理団体の収支報告書に虚偽記載があったことを認め、陳謝。だがその責任を秘書に押し付け、自らは辞任しない考えを表明した。

首相就任から1カ月後、またも鳩山氏は、陰で母親から資金援助を受けていたことを暴露され、贈与税脱税の疑いをかけられた。鳩山氏は当時、検察の解明した事実に基づき、母親から提供された資金を贈与として申告し、速やかに納税すると表明。提供された資金は総額12億6000万円、納税額は6億円以上に上った。このため鳩山氏は自民党から「平成の脱税王」と評された。

昨年12月24日、鳩山氏の元秘書2人が、鳩山氏の資金管理団体と政治団体の収支報告書に虚偽記載した容疑で起訴された。在任中の首相の元秘書が刑事責任を追及される事態は、日本でも初めてだった。

小沢氏の政治資金問題については、現在もなお検察による調査が進められている。

鳩山氏は辞任表明演説で「政治資金問題を終わらせ民主党を盛り返すため、辞任する」「小沢幹事長との2回の会談で、『私は辞任する。幹事長も辞任していただきたい』と述べた」と表明。鳩山氏は自分と小沢氏の辞任によって、「よりクリーンな民主党を作りたい」と表明した。

鳩山氏の辞任表明演説から、民主党が政治資金問題という足枷を早急に解くことを望んでいることが容易に見てとれる。

「人民網日本語版」2010年6月3日

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