「中国新聞ネット」は8日に台湾メディアの報道として、馬英九氏は8日午前に台北市でアジア地域の華僑団体代表と会見し、「就任後に両岸関係を改善し、紛争を止めることを呼びかけたことは、台湾に大きな助けとなった。たとえ大陸部でも台湾地域の華僑にしても、互いに助け合い外国人の笑いものになってはならない。中華民族の知恵を通して、必ず解決の道を見つけることができると信じている」と述べた。
そして「両岸の交流はかつてより多くなり、台湾は『外交』で引き続き以前の紛争をする必要はない。台湾と外界の相互信頼はしだいに回復しており、台湾は世界保健機関(WHO)と世界貿易機関(WTO)の政府調達協議に参加でき、それは台湾にとって大きな助けとなっている。私が就任するまでの8年間、台湾は外界との関係で何事も成し遂げなかった」と指摘。
また「たとえ大陸部でも台湾の華僑でも、なごやかに付き合い、互いに助け合い、外国人の笑いものになってはならない。みんな中華民族、中国人であり、他の国でも助け合い、互いに尊重すべきだ。華人華僑の団体は、中華民族の長い歴史の知恵を通して解決の道を見つけることができる」と語った。
その他にも馬氏は、台湾の「華僑事務委員会」が各華僑団体に提供する中国語の教科書には繁体字と簡体字が並び、これは多くの問題を解決することができると述べ、両岸の持続的な交流は、通信技術の発達により世界各地の華僑社会の距離を近くさせ、往々にして多くの改革を促進することはプラスの現象だと強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年6月9日