中日の軍事関係が緊張状態となることはない

中日の軍事関係が緊張状態となることはない。 自由民主党の顧問を務める岩國哲人・前衆議院議員はこのほど、中国メディアの取材を受け、「中国が日米軍事同盟の強化を懸念することはない。ある角度から言えば、中国は一種の現状維持を望んでいるので、中日の軍事関係が緊張状態に陥ることはないと思う」と語った…

タグ: 日本 中国 軍事 日米軍事同盟 演習

発信時間: 2010-08-03 17:30:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本は中国の海洋軍事演習に不満

「環球ネット」:最近日本の防衛大臣が、宮古島・石垣島・与那国島などの先島諸島に自衛隊を配備することを検討すると表明しました。岩國先生は未来の中日間の軍事関係においてどのような変化が生じるとお考えですか。

岩國哲人氏:中国は現在遠洋で軍事演習行為を行っています。私は、日本国民は決してこれを喜ばずまた歓迎しないと思います。現在、米国も日本も、国のリーダーがまだ就任後間もない状態です。中国のこのような行為は国の脅威とまではなりませんが、一種の威嚇とはいえるでしょう。ですから、日米両国はともにこの問題をしっかりと注視していくことになるでしょう。

しかし、事実として、現在の民主党政権の反応は決して強いものではありません。もし自民党政権であったら、もっと強い反応を示していたでしょう。日本の民主党政権は、中国に親近感を持っており、中国の行為に対して比較的寛容です。中国の行動について、基本的には見て見ぬふりをする、というスタンスです。

この度の参議院選挙前、自民党は、民主党の立場が不安定で、また中国に対し弱腰で日本を守る意思がない、と批判しました。そのため、民主党は、今また自民党に自分たちが弱腰であると好き放題に言わせるわけにはいかず、中国に対して適当なリアクションを示す必要があります。

つまり、民主党は、自民党から、対中外交が弱腰で日本の国土と国民を守る意識がないと言われたくないのであり、中国の行動に対するリアクションも国民に対する一種のパフォーマンス的要素があるのです。これもまた、日本のメディアが最近中国の遠洋軍事演習に対して強い反応を示す原因の一つであると思います。

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