台湾人の親日感情の源は?

台湾人の親日感情の源は?。 台湾人の対日感情および親日・媚日行動が、戦時中の皇民化教育の影響によるものだとすれば、日本の植民地支配を受けなかった外省人が、本省人よりも日本人タレントに熱狂している理由を説明できなくなる。冷戦下において、台湾は日本および米国の外交・軍事関係に依存せざるを得ず、特に経済的には互いに依存し合う深い関係にあった…

タグ: 台湾人 歴史 馬関条約 親日

発信時間: 2010-10-08 09:31:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「日本語教育」は台湾現地語を払拭できず

次に、日本の植民地支配時代、台湾人は日本語教育を受けたため、日本語に親しみを感じている、という考えである。当時の台湾総督府文教局の統計によると、日本語の普及レベルは1932年で約23%に過ぎなかったが、1937年で38%、1938年で50%、1942年には59%に達している。わずか4年の歳月で、台湾における日本語普及率がこれほど伸びたのは、皇民化教育による影響によるものと、あと実は、台湾総督府が「皇民化教育」の成果を本国に報告するためにそのデータを水増ししたためであるというのが研究者らの意見である。

この数字は当時台湾で公用語として用いられた言葉が日本語であったということを示すだけで、日本語が台湾人の生活の中で用いられていたという意味ではない。当時、台湾に在住していた日本人によると、学校や政府機関では台湾が日本の植民地であることを認識できたが、その他の場所では、台湾人は現地語を使っていたとのことである。台湾人が何を言っているのかまったく分からないため、彼ら日本人にとっては異国の地にいるという感覚が常にあったという。国民党政府が台湾を統治してから数十年が経過しているが、彼らですら、台湾人(本省人)が暮らしの中で使う現地語を根本的に排除することは出来ていない。当時、敗戦への坂を転げ落ちる中の日本が皇民化教育と称して、いかほど日本語教育を普及させていたとしても、今の台湾人の親日感情の源となり得るはずはないである。

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