米が対中武器売却再開か 専門家「EUの解禁に影響も」

米が対中武器売却再開か 専門家「EUの解禁に影響も」。 ネット利用者の多くが、米国が21年の長期にわたる対中武器売却禁止を解除する始まりではないか、との見方を示した。だが、専門家の間では一部、「米国のC-130売却に過大な期待を寄せてはならない。これは米国が対中関係の緩和を図るために投じた試金石に過ぎない」との声も聞かれる…

タグ: 米中武器売却 EU 解禁 C-130輸送機

発信時間: 2010-10-21 11:33:25 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

解禁への道のりはまだ遠い

C-130が中国に輸出されるかも知れない、との情報が伝わると、ネット利用者の多くは、米国の対中武器売却解禁はじきに実現すると考えた。これについて、専門家はいずれも「対中売却は決して米国が武器売却という大門を開くためのプロローグではない」と強調。

国防大学の李大光教授は「C-130は軍事・民生両用の輸送機であり、中国に売却するのは海上の油を除去するためであることから、対中武器売却の禁止を突破するものではない」と話す。

趙研究員は「おおかたの情勢から見ると、中米の軍事交流は再開されたばかりであり、軍事関連の貿易や武器売却のレベルにははるかに及ばない。軍事交流と相互信頼がかなりのレベルに達し、共通の戦略的利益を共有したときにこそ、軍事関連の貿易や武器売却は始まる」と指摘する。

米国が直ちに対中武器売却を自由化することはあり得ないが、むしろEUの解禁の歩みに影響を及ぼす可能性はある。台湾メディアは「欧州の兵器メーカーは常に、輸出禁止20年、この間に中国の軍事力はますます強まり、欧州は逆にビジネスチャンスを失った、とぼやいている」と報じている。米国がC-130輸送機の対中売却制限を取り消す決定によって、EUの対中武器売却にゴーサインが出る可能性が高い。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年10月21日

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