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中国はどのようにして、この「支離滅裂」な日本を相手にすればよいのだろうか。日本と米国が直接繋がることを回避するのはひとつの手である。そしてもう一点注意したいのは、日本は米国に頼りっきりで独立した考えを持たない国であり、したがって日本の挙動はどれも当てにできないと言うことだ。中国とのいざこざでの失態も、日本の最終的な結論を判断基準にする必要があり、ある段階でのメッセージとして捉える事はできない。なぜなら、このメッセージは混乱した政局のなかでの意味を持たない主張である可能性が高い。また、鳩山由紀夫内閣が下ろされたように、いつ米国によって阻止されるか分からない不確定なものである。
以上の事から考えて、具体的に釣魚島問題について言えば、過去、現在、未来に関わらず、日本政府が取る国内過激派への抑制を、中国は感じ取る事ができでも、決して感動する事はできない。そう、釣魚島が日本の占領下にある限り。
(文=葉海林)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年12月21日