香港紙:福島原発 世界も「最悪」の事態想定を

香港紙:福島原発 世界も「最悪」の事態想定を。 福島原発の問題はすでに肝心な時を迎えている。日本も、国際社会も、原発爆発という最悪の事態を想定しておかなければならない。日本は日本国民の命と人類の安全を守るという角度から、戦争状態を超越した非常手段を使って原発の危機拡大を抑止する必要がある…

タグ: 福島 原発 チェルノブイリ 

発信時間: 2011-03-18 16:35:32 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

チェルノブイリ原発の事故は原子炉を制御できなくなって発生した爆発だが、福島の原発事故は核爆発ではなく、高濃度の水素を含む蒸気爆発で、すでにある程度温度と圧力が低下していると専門家は説明する。日本が第二のチェルノブイリにならない希望はまだある。重要なのは、戦争状態を超越する非常手段を使って、どんな犠牲を払ってでも、日本国民を救い、世界に危害が及ぶのを避けることだ。

原子炉の炉心が完全に溶融した場合、日本全土および世界に悲惨な結果をもたらすと専門家は指摘する。日本の政府当局は、すでに最悪の事態を想定しており、国際社会にもそうするよう呼びかけている。福島原発の当面の急務は、原子炉の温度を下げることだ。チェルノブイリのように原発に「石棺」を建てるのはどうにもならなくなった時の選択だ。しかし、福島原発の炉心が完全に溶融した場合、4つの原子炉を封じるための「石棺」を早急に建てなければならない。それには、極めて大きな経済的代償と命の犠牲を払うことになり、小さな日本の国土に50キロ範囲の無人地域とそれより広い範囲の危険地域が残ることになる。日本はこのような代償を受け入れることができるだろうか。国境のない放射線汚染を前に、あらゆる手を尽くしてチェルノブイリの悲劇が再び起きるのを阻止することは、人類共通の責任といえる。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月18日

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