4月23日、パキスタン北部のペシャワール郊外の国境にある幹線道路で、パキスタン市民が米軍の無人機越境爆撃に反発するデモを行った。デモに参加した市民の多くはパキスタン「正義のための運動」の支持者で、この日は西北部の国境にある省都であるペシャワールの国境を行き来する主要道路で座り込みを行った。
米国がリビアで「プレデター」無人機を利用したことについて、道義的、法律上の問題から激しい論争が起こっている。
ワシントンのあるシンクタンクは先日シンポジウムを開催した。米国空軍無人機「プレデター」と「リーパー」プロジェクトの責任者であるブラック少佐は「無人機一機ごとに毎回の任務で、180人が地上で操作している。」と漏らした。参加者の討論は白熱——「戦場から遥かに遠いネバダ州などで無人機の操作を行って、操縦者の人間性が失われたり、殺戮に対して麻痺してしまうことはないのか?」
英国国防部の「英国の無人戦闘機システムに対する立場」という研究レポートが発表された。これには、無人機などの殺戮兵器の大量使用には、英国政府の迅速な「受け入れ可能な兵器使用」の制定が必要であると結論されている。クリス•カールという英国人は、ネット上で無人機の濫用に強烈に抗議し、英国議会の専門委員会を喚起し、社会全体に議論を呼んだ。