だが、国家が大きいことによる代償もまたはっきりしている。新しいブン川のインフラ設備レベルはあっという間に四川省のトップに躍り出た。中国にはまだたくさんの貧困地域が存在しているが、そうした地域にはこの3年間このような大量の資金が流入することはない。中国の発展は不均衡で、支援や生活補助も順番を待たざるを得ない。国家は早期から地域格差と様々な差別について議論しているが、貧困はやはり存在する。ブン川の成功に拍手を送ると同時に、私たちはこの国を議論する無数の理由がある。
中国は3億人のアメリカではない。もちろんノーベル平和賞を発表する400万人余りのノルウェーでもない。中国は12億人がいる「民主的なインド」でもない。中国の選挙はインド人の選挙とは関係ない。だが、中国人で私邸や自家用車を持つ人はどんどん増加し、網羅された高速道路網も持つようになった。インド全体で高速道路はたった200kmしかないというのに。
楽観主義で複雑な人生に立ち向かえば、もっと楽しくなるだろう。祖国を愛する人はもっと幸せになるだろう。積極性を持ち進取の気質がある人は成功のチャンスが多くなるだろう。これはみなが経験していることだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年5月13日