「失敗学」から日本の民主党が失敗した原因を探る

「失敗学」から日本の民主党が失敗した原因を探る。 日本の失敗学研究のルーツは太平洋戦争の失敗にまで遡る。かつてあれほど強大だった陸海軍がたった3年半で壊滅した。日本人にはそれがどうしても納得できない。それでこの問題がずっと研究されてきた。この学問が応用できるかは別にして、少なくとも民主党の問題に関しては非常に的を得た説明をしている…

タグ: 太平洋戦争 陸海軍 失敗 民主党 戦略 政権交代 

発信時間: 2011-06-17 16:47:55 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

◆民主党が党内でもめる理由

資料写真

今の日本の政界は理解しがたい。民主党内で菅首相に退陣を迫る声が党外よりも多いのだ。

まず、菅首相が今退陣しても自民党など野党に直接的なメリットはあまりない。今は議会を解散して選挙を行う時機ではなく、菅首相が退陣しても自民党が総理大臣の座を得られるとは限らないからだ。しかし民主党議員は菅首相が退陣すれば、自らが首相になれるかもしれないという思惑がある。

次に、菅内閣の震災への対応があまりにお粗末なため、民主党内の議員の面目が立たないという理由もある。

3番目に、自暴自棄になっているとも考えられる。民主党は今回ありとあらゆる欠点を暴露してしまい、政権を任せるにはあまりに頼りないと誰もが感じている。そのため民主党は今回、衆議院任期満了までねばり、与党を堪能しようとしている。こうしたチャンスはもう二度と来ないからだ。

民主党の失敗は日本の民主政治にとって悪いことではない。今回の失敗で、いかに政党を判断するか、耳障りのいい言葉に踊らされて投票してはならないこと、そして国の未来を展望し、実現可能な方法を提案できる政党がいかに大切かを日本人は学ぶことができた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年6月17日

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