台所、食堂、羊革手袋の製作室から2階のシェイクスピアの生まれた部屋まで、温総理は説明を受けながら見学し、この文豪の成長過程を感じた。
来訪者ノートに温総理は「人生に陽光をもたらし、夢に翼を与えてくれた」と記し、シェイクスピアへの敬慕の念を表わした。
温総理の外遊は就任以来、いずれも外交活動に追われる日程で、今日のように世界的文学者の旧居を訪れたのは初めてだ。
前日の夜、温総理はドイツの詩人ゲーテのシェイクスピア論を読んだ。特に印象に残ったのは「彼の作品を初めて読んだ時、私はすでに自分が彼の虜になったのを感じた。彼の作品を全て読んだとき、私は盲人から世界全体を見渡せる人間へと変わった」というくだりだ。
ハント文化・オリンピック・メディア・スポーツ担当相は「シェイクスピアの作品に対する温総理の深い興味と研究を前に、われわれはもっと中国文化を理解しなければという責任と試練を感じた。文化相として私にはその責任がある」と感慨深げに語った。