次ぎの暴動は米国で発生か

次ぎの暴動は米国で発生か。 米誌「アトランティック・マンスリー」電子版は8月9日、「動乱 きょうは英国、あすは米国か」と題する評論を発表。ロンドン市民は放火と略奪の夜を何とかきりぬけ、政府の指導者らは8月の休暇を次々と切り上げ、キャメロン首相は街頭の警備を倍に増やすと発表し、専門家や評論家はようやくこの25年来で最も深刻だった都市の動乱の原因を探り始めた、と報じた…

タグ: ロンドン 暴動 経済危機 中産階級

発信時間: 2011-08-15 15:28:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

●経済危機と人災は悪性の循環

ロンドンの動乱はギリシャやスペインのような中産階級によるものではない。一群の若者が今にも崩れそうな国の断崖からすでに振り落とされたことを物語っていると言える。

ロンドンの動乱で最も悲しむべきは、この希望が失われた世代が英国に新たに繁栄と安全を実現させなければならないところにある。こうした不満を抱く者たちが仕事を見つけられず、彼らの才能が発揮されなければ、英国の煩わしさは想像以上に大きくなるだろう。

経済危機と人災は悪性の循環である。発生するたびにその前に比べよりひどくなる。ガルブレイスが記すように、金融の錯覚と狂気を防がねばならず、「回想を法律よりずっと効果あるものにすべきである」。この倹約の時代、英国がもう負担し切れなくなった贅沢品はあまたある。第1にランクされるのが、健忘症だ。

ここに描出したのはまさに今日の米国――貧富の差の拡大、失業と失望した下層階級――ではないだろうか。

(筆者レイモンド・バーナー)

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年8月15日

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