温家宝総理が中東の情勢などについて記者会見

温家宝総理が中東の情勢などについて記者会見。

タグ: 温家宝,ペルシャ湾岸,サウジアラビア,UAE,カタール

発信時間: 2012-01-20 10:03:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 シリア問題について、3つの点を主張

アルジャジーラ(カタール):中東には現在大きな変化が起きている。最も注目されるのはシリア革命またはシリア危機と呼ばれるものだ。シリア問題についてはアラブ連盟の提案が効を奏しないため、安保理で議論すべきとの声がある。この問題における中国の立場をうかがいたい。また、イランと隣国や欧米諸国との関係が緊張していることについても、中国の立場をうかがいたい。中国はイランから石油を大量に輸入している。

温総理:われわれはペルシャ湾岸と中東の情勢、特にシリアなど重大な問題に強い関心を寄せている。シリア情勢の動揺はすでに長く続いている。シリア問題について、われわれは3つの点を主張している。第1に、平和的・政治的解決を図り、無辜の市民の殺害に反対し、阻止し、正常な秩序の速やかな回復を図ること。第2に、数多のシリア人民の変革への要求と自らの利益擁護の訴えを尊重すること。第3に、調査・調停を重点にアラブ連盟の役割を発揮し、平和的・対話的・政治的方法による解決を支えること。問題解決のため、人々の変革への要求を満たすことを含め、経済成長と民生改善を継続し、シリアおよび同様の動揺を抱える国々が安定と発展を得られるようにすることが、われわれの目的だ。

イラン問題についてだが、イラン核問題は世界の大きな焦点となっている。この問題についても3つの点を表明したい。第1に、中国はイランの核兵器製造・保有に断固反対するとともに、中東非核地帯の設置を主張する。この立場は揺るぎないものだ。第2に、中国は6カ国枠組みでの調停を継続し、イラン核問題の平和的かつできるだけ早い解決を図ることを支持する。第3に、隠し立てするまでもなく、中国とイランは正常な貿易関係にある。だが、われわれが原則を取引対象にすることは断じてあり得ない。われわれはイラン核問題に関する国連決議を支持し、賛成票を4回投じている。われわれは一貫してこれらの決議を遵守しており、決議に反するいかなる行動も取ることはない。

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