◆ドイツ、ほぼ横ばい
ドイツの経済状況は欧州の国より好調とはいえ、財政赤字の問題を抱え、国防予算削減の回避は難しい。しかしドイツは国際的地位の向上に向け、より多くの国際行動に参加するため、軍事費支出を大幅削減するのではなく、できるだけ維持し、高性能な装備と訓練された軍隊を確保する必要がある。
◆日本、表面上は削減 実は増加
日本の防衛予算は昨年に比べて7億ドル減少したが、復興費とコスト回収の12億ドルを合わせると実際には1.1%増加。しかも、これらの予算には偵察衛星開発などの宇宙開発費は含まれていない。偵察衛星4基の開発には20億ドルかかる。同時に、日本の軍需製品は民間企業が担っており、多くの民間企業が軍事品開発に多くの費用を投入しているため、日本の防衛予算はさらに高い。
◆韓国、機に乗じて増加
韓国の哨戒艦「天安」沈没事件と延坪島砲撃事件後、韓国は大幅な軍事費支出を増加し、防衛力を高めると発表した。2012年度国防予算は前年比6.6%増の299億ドル。実際今世紀に入って韓国は国防予算の拡大を続け、朝鮮半島以外でも作戦が行える近代的な軍隊を建設し、国際的な発言権を高めようとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年3月14日