解放軍報:日韓軍事協定に立ちはだかる壁とは?

解放軍報:日韓軍事協定に立ちはだかる壁とは?。 米国の国防戦略がアジア太平洋地域に向けられた今、韓国と日本が軍事的な関係を深めようとすれば、様々な憶測が飛び交うこと必至だ。とは言っても、同協定が締結されるのは数々の高いハードルを越えなければならないようだ…

タグ: 日本 韓国 軍事協定 民衆 反対

発信時間: 2012-06-01 14:53:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

金寛鎮(キム・グァンジン)韓国国防相

金寛鎮(キム・グァンジン)韓国国防相は5月末に予定されていた訪日を中止した。これにより、防衛機密保全の規則を定める「軍事情報包括保護協定(GSOMIA)」および食料や燃料を相互に融通しあう「物品役務相互提供協定(ACSA)」の日韓間の締結が見送られることになった。米国の国防戦略がアジア太平洋地域に向けられた今、韓国と日本が軍事的な関係を深めようとすれば、様々な憶測が飛び交うこと必至だ。とは言っても、同協定が締結されるのは数々の高いハードルを越えなければならないようだ。

中国共産党中央党校で北朝鮮問題を研究している張璉瑰教授は「日韓間の軍事情報包括保護協定の狙いは、北朝鮮へ圧力をかけることにある」と述べている。中国解放軍軍事科学院・世界軍事研究部の林治遠研究員は「北朝鮮に対する情報収集や偵察において、日本は先端技術を持っており、韓国は人的資源を駆使した特異な情報収集に優れている。協定が締結されれば、北朝鮮の核やミサイルなどに関する情報を共有化できるだろう」と分析する。また日韓間で「物品役務相互提供協定」が締結されれば、海外に派遣された韓国軍および日本自衛隊が後方支援し合えることになる。

上述の2協定が締結になれば、日韓間において、第二次世界大戦後初の軍事協定が生まれることになる。だが、同協定は、非常にデリケートな性質のものであるため、ニュースが報道されるや否や、反対の声が韓国国内で高まっており、締結までの道のりは遠く、そして険しいようだ。

資料写真

張璉瑰教授は「日本は侵略戦争に対しての反省を見せておらず、慰安婦問題も未だ解決出来ていないことから、韓国国民の疑惑や反感を買っている。北朝鮮に対する懸念よりも日本に対する不信感の方がはるかに強い。日本との軍事協定に対し、韓国国民の反対の声は当然と言えよう。また、野党は日韓軍事協定を結べば北朝鮮を刺激することになる、との懸念を示している」と指摘する。

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