金氏は、「中国は米国とシリア問題について話し合う際に、異なる立場にならなければならない。具体的に言えば、中国は立場を表明し、異なる点を認めながらも、共通点を見出すべきだ。習国家主席がオバマ大統領と会談した場合、その内容はシリア問題を超越し、経済協力に関する話題が注目されるだろう」と予想した。
各国が出席する外交舞台のG20で実施される首脳会談、特に大国の首脳会談は注目を集めている。紆余曲折を経るロ米首脳会談のほかに、領土・歴史認識問題で対立に陥っている日本と中韓の首脳が、初めて同じ国際会議に出席することに注意が必要だ。
サミットの開幕に当たり、日本側はいわゆる対話の姿勢を示し、中国の指導者との「立ち話」を求めている。金氏は、「日本には現在、一つの矛盾がある。それは自ら間違いを犯しておきながら、その間違いを正そうとせず、みなに出来るだけ早くそれを忘れさせようとしている。これは理にかなっていないことだ」と述べた。取材に応じた多くの専門家は、日本が釣魚島問題で誤りを正さなければ、中日関係の進展は困難だと表明した。
サミットの外交は常に、「各国が場を設け、二国間で協議を進める」という様相を呈する。G20という先進国と新興国などのさまざまな要素を含む場において、習国家主席がいかに二国間協議の中で中国の主張を説明し、国際情勢を処理するかが期待される。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年9月5日