第8回G20サミットが9月5日、ロシアのサンクトペテルブルクで開かれる。世界経済の対策を講じる重要な国際舞台であるG20が、世界経済の復興に対してどのような支援を提供するかが期待されている。
シリア問題について、米ロの立場は再び対立に陥った。米国政府はオバマ大統領が、G20サミット中にプーチン大統領と会談しない方針を固めた。また習近平国家主席が初めて出席することから、中日首脳会談の実現の可能性に注目が集まっている。
習国家主席の他に、安倍晋三首相と朴槿恵大統領もサミット出席を予定している。日本メディアは、「領土および歴史認識の問題で対立に陥っている日本と中韓の首脳が、初めて同じ国際会議に出席することになる」と伝えた。
安倍政権が先ほど歴史認識などの問題で周辺諸国の感情を損ね、東アジアで孤立に陥っていることから、米国は中日・日韓関係の悪化が米国のアジア戦略の実施に影響することを懸念している。米国の懸念を緩和するため、日本メディアは、「安倍政権は今回のG20サミットで中韓の首脳が同時に出席する機会を利用し、すべての手を尽くして両国の首脳と短い会談を実施しようとしている。しかし中韓側は、これに対して慎重な態度を見せている」と伝えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年9月3日