ヘーゲル米国防長官はバス鉄工所を視察した際、米海軍が最大・最先鋭のズムウォルト級ミサイル駆逐艦をアジア太平洋地域に優先的に配備することを明らかにした。このようなハイテク武装された未来型駆逐艦をアジア太平洋地域に最初に配備するという方針は、米国がアジア太平洋戦略を大いに重視していることを示す。米国のディフェンス・ニュースのサイトが25日に伝えた。
記事はヘーゲル国防長官の言葉を引用し、ズムウォルト級ミサイル駆逐艦は米軍のアジア太平洋戦略と密接な関わりがあり、米軍の未来にとって重要な意義を持つとした。同艦はまず太平洋に面する港町のサンティアゴに進駐する。ヘーゲル国防長官は、米軍の戦略の中心はアジア太平洋地域だが、世界のどの地域からも撤退しないと表明。米海軍が注文した同型駆逐艦は現在3隻だけである。また、米海軍の官僚によると、1隻目は2014年末近くに海軍に正式に交付され、16年までに最初の戦闘力を形成する。残りの2隻は2018年と21年に米海軍に正式に導入される見通し。防衛予算が削減され続けていることから、ヘーゲル国防長官は海軍が追加注文するかについてはコメントしなかった。
ズムウォルト級ミサイル駆逐艦は米軍最大の駆逐艦で、排水量は1万4500トンを超える。ステルス性に優れ、特に内向きに傾いたダンブルホームとアンテナの配置は、レーダー反射断面積を極力減らし、敵側のレーダーに発見されにくくなった。また、先進的な発電機も装備し、十分なエネルギーを生成し、レールガンやレーザーなどの未来の兵器のニーズを満たすことができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年11月26日