オバマ米大統領は現地時間8日深夜、中米戦略・経済対話会の開幕を歓迎し、11月の訪中を発表した。オバマ大統領は、「米国は中国と新型大国関係を構築し、実務的な協力を拡大し、不一致を建設的にコントロールする。両国は戦略・経済対話により全世界に対して、米中関係のような複雑な二国間関係であっても、協力により全体関係を定義づける決意であることを示すべきだ」と発言した。「環球時報」が伝えた。
ボイス・オブ・アメリカは、「第6回中米戦略・経済対話と同時に、第5回中米人文交流ハイエンド協議が実施された。米国と中国が戦略・経済・人文の対話を同時に実施し、戦略・経済対話および人文ハイエンド協議という二つの米中間の交流の場の開幕式が同時に開かれるのはこれが初めてだ」と報じた。
ケリー米国務長官は、「新型大国関係は、両国の政策によって確定される。米国が選択したのは平和・繁栄・協力、平等を基礎とする競争であり、対抗ではない」と表明した。
AFP通信は、「中国と米国は、かつての競争状態の終了を宣言した。両国の昨年の貿易額は5200億ドルを突破し、世界の貿易額の4分の1を占めた。両国の利益はかつてないほど緊密に結びついている。習近平国家主席は世界の2大経済体に対して、かつての対抗を打破するよう促している」と伝えた。
AP通信は、「米中は水曜日、両国の経済・安全協力関係の改善を誓い、海洋の権益・主権、サイバー攻撃、為替相場などの問題での齟齬が、世界の平和と安定に重要な影響を及ぼす米中関係を損ねることはないと表明した。しかし今後2日間は、苦しい妥協をすることになるか、それともさらなる協力について強調する場だけになるかという、今回のハイエンド協議の試練となる。米国は気候変動、サイバー攻撃などの面で、中国と調整を進めようとしている」と報じた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年7月10日