「中米の連携は人類史上最大の経済同盟と貿易関係を意味し、そのうえ、引き続き強まるのみである」。ケリー米国務長官は10日、朝食会に出席した中米大手企業の高官に対し、中米関係についてこのような最新の見解を述べた。同日、米国のケリー国務長官、ジェイコブ・ルー財務長官ら米国側代表は、中国側と数十項目に及ぶ議題の話し合いを終え、第6回中米戦略経済対話と第5回中米人的文化交流ハイレベル協議は北京で幕を下ろした。「環球時報」が伝えた。
中国の習近平国家主席は10日、ケリー国務長官らとめったにない再会談を行い、中米は衝突や対抗をせずに互いに尊重すべきだと強調した。ケリー国務長官は2日続けて中国側に「米国側はまったく中国をけん制するつもりも、中国と対抗、衝突するつもりもない」と承諾した。
中米の政府筋が明かした情報を見ると、今回の会談では両国の間にあるほぼ全ての厄介な問題が話し合われ、特に二国間投資協定などの経済貿易に関する話し合いで目立った進展があった。しかし、会談に注目する外国メディアは、中米は政治に関して「各自の見解を述べた」「相互信頼の不足を埋める必要がある」と言いたいようである。
中米は「本心でない遠慮」か、それとも「本当の尊重」か。中国側の10日の見方は、中米関係は今回の対話によって強いエネルギーを注ぎ込むというものである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年7月11日