韓国:潜水艦13隻を統一指揮する司令部を設立
軍隊の兵士数で世界6位の韓国は、潜水艦隊も当初から高いレベルを誇り、急速な発展を実現してきた。新型の通常動力潜水艦技術の発展はアジアで最も際立ち、建造も急ピッチで進められており、「後発者の優位」が見出される。韓国海軍は現在、9隻の209級潜水艦、4隻の214級潜水艦を保有し、計13隻からなるその艦隊は「十三太保」(後唐の始祖・李克用の13人の補助役)の異名を持つ。
韓国メディアによると、韓国海軍は今年2月1日、潜水艦司令部を正式に設立する。同司令部は、海軍第9潜水艦戦団を拡張して作られ、現役潜水艦13隻を統一指揮する役割を担い、海面下での海軍作戦能力の向上を期待されている。214級潜水艦は2018年までに9隻に増加され、潜水艦隊は「十三太保」から「十八羅漢」(仏教で人々を救う18阿羅漢)に変身するとも言われる。
2020年以降には、射程距離1000kmを超える巡航ミサイルを発射できる3000t級潜水艦9隻の建造も計画されている。報道によると、この潜水艦は日本の「おやしお型潜水艦」を仮想的としているという。今年下半期に韓国海軍に納品される5隻目の214級潜水艦「尹奉吉」は、「海中を移動するミサイル基地」とも言われ、ステルス性が高く、韓国産艦対地巡航ミサイル「海星」の搭載も可能で、敵の核心施設に正確な攻撃を加えることができる。高い経済力と技術力を誇る韓国は、アジア太平洋地域の海面下で無視できない戦力を形成しつつある。