国際構造・秩序の深い調整が進められている。多くの発展途上国を含む国際社会では、現代的な国際秩序の改革と改善を求める呼び声が高まっている。国際社会は現在の時代の流れと実需を結びつけ、国際秩序における合理的な部分を共に守り、協力・ウィンウィンの理念をより公平で合理的な新しい国際秩序を共に構築する努力の中に溶け込ませ、国連憲章の中身を豊富にし、新たな活力を注ぐべきだ。
二つの70周年を記念することで、中国は高らかな声を発し、自らの知恵で貢献する。
中国は70年前、第二次大戦の世界反ファシズム同盟の重要な力であり、世界の反ファシズム戦争の勝利に重大な貢献を成し遂げた。中国は70年後、責任感ある態度と広々とした胸襟により、国際平和・安全の維持の大局を立脚点とし、安保理の公開討論会の開催を提案した。また中国は約40カ国と共に国連総会で、第二次大戦終戦70周年記念の共同提案国になった。中国の特色ある大国の多国間外交は、国連という世界で最も重要な国際舞台で、再び確かな一歩を踏み出した。
国連創設は、人類が歴史を鏡とし、平和を愛し、未来を切り開いた結果だ。地域の問題が各地で生じ、世界的な課題が尽きぬ中、世界は太平ではなく、発展のバランスがとれていない。この時期に、世界各国は国連が国際平和の維持、世界の発展の促進において、より主導的な力を発揮することを切に願っている。
二つの70周年を記念し、揺るぎないコミットメントを再確認し、世界各国が国際関係の中でより積極的に国連憲章の趣旨と原則を履行することを促す。共に恒久の平和、普遍的な安全、共存共栄を実現する調和型の世界を形成するため、手を携えて前進する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年3月3日