29日に閉幕した中国共産党第18期中央委員会第5回全体会議(五中全会)は、夫婦に2人目までの子供の出産を認める政策を全面的に実施し、高齢化に積極的に対応することを決定した。西側主流メディアはこれに関心を寄せ、真っ先に、最も大きく取り上げた。
五中全会の公報は、「人口のバランスの取れた発展を促進し、計画生育という基本的な国策を堅持し、人口発展戦略を整え、夫婦が2人目までの子供を出産できる政策を全面的に実施し、高齢化に積極的に対応する」とした。
NYタイムズは、「中国は全面的にふたりっ子政策を実施することを決定し、数十年に渡る一人っ子政策を終えた。すべての既婚夫婦は2人目まで出産することができ、労働力の急激な高齢化の流れを覆す。中国の計画生育政策は近年緩和されていた。中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議(三中全会)は、夫婦のどちらかが一人っ子の場合に2人目までの出産を認めることを決定した」と報じた。
NYタイムズは、「中国は木曜日、一人っ子政策を正式に終了すると発表した。中国のすべての夫婦が、2人目まで子供を出産できるようになった」と伝えた。