北京の伝統的雰囲気が濃厚な「南鑼鼓巷」 外国人に人気上昇中

japanese.china.org.cn  |  2008-11-17

北京の伝統的雰囲気が濃厚な「南鑼鼓巷」 外国人に人気上昇中。南鑼鼓巷は北京で最も古い街の1つだが、この数年、多くのファッション雑誌の報道スポットとなり、テレビドラマの撮影も少なくない。外国人観光客の多くも必ず訪れる名所だ。実際、明清以来、ここはずっと「富裕層の住むところ」だった。高位高官や貴人、社会の名士、明代の将軍から清代の王、北洋政府の総統から国民党の総裁、文学の大家から画壇の巨匠に至るまで、どの「胡同」(路地)も歴史の足跡をとどめている…

タグ:南鑼鼓巷

発信時間:2008-11-17 15:01:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

■炒豆、板厰の両胡同をまたぐ僧格林沁の王府

 

  

僧王府

 

侣松園賓館

 

南鑼鼓巷南口の東側にある最初の胡同が、炒豆胡同。その西口からそう遠くない77号門の傍に、「東城区重点文物保護単位」の看板が掲げられ、上部には「僧王府」と書かれている。僧王府とは清代の僧格林沁の邸宅。もともと僧王府の規模は大きく、前門は炒豆、後門は板厰と、2つの胡同にまたがっていた。中、東、西の3路があり、それぞれに4つの中庭がある。東路には正院のほか、4つの中庭のある東院があり、非常に大規模な建築群だった。

中華民国後、屋敷は親王の末裔によって1つひとつ競売にかけられ、多くの住まいに分割されてしまった。現在の炒豆胡同71-77号(奇数号)、板厰胡同30-34号(偶数号)はいずれも王府の敷地だった。

炒豆胡同の西口は、僧格林沁家の祠堂で、大規模な建築物だった。祠堂と王府が1つの胡同に建てられたのは、清代では珍しいことだ。現在は「侣松園賓館」。静寂で優雅、古色蒼然とした四合院(中央の庭を囲んで4棟からなる家屋)型のホテルは北京でも余り見られない。

 

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