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史上最大の海外中国人デモ 西側メディアを揺るがす
発信時間: 2008-04-22 | チャイナネット

写真1:「沈黙」でBBCなどの西側メディアの真実ではない報道に抗議するロンドン在住の中国人たち

写真2:地元の人々にラサ暴力犯罪事件の真相を示すフランス在住の中国人たち

写真3:ラサ暴力犯罪事件で命を落とした若い女店員たちのためにろうそくをともしてお祈りするフランス在住の中国人

4月19日、「私たちの間に文化の橋をかけ、事の真相と私たちの感じていることを伝えたい。この橋はこれまでなく必要なものである」とフランスに留学している劉洹さんはフランス語のスピーチの中でこう語った。同じくこの日、欧米諸国は1万人を超える中国人が様々な形で「北京五輪を支持し、西側のメディアによる真実ではない報道に反対する」という声をあげた。この集会をぶち壊せるとわめきたてた「チベット独立」分子は姿を消し、数多くの西側メディアは中国人のパワーを正視しなければならなくなり、中国人の声を伝えた。

「われわれが必要としているのは橋であり、壁ではない」

4月19日夜、フランスのパリ、イギリスのロンドン、マンチェスター、ドイツのベルリン、アメリカのロサンゼルスでは、在住中国人たちは「北京五輪を支持し、オリンピックを守り、西側のメディアの真実ではない報道に反対する」と叫んだ。関係筋によると、1万人以上の中国人が同時に参加した今回のデモ・集会は、史上の記録を更新した。

パリのレピュブリック広場で、1万余人の留学生と地元の中国人が北京五輪を守るために集会を催した。参加者の大江さんは「集会に参加した中国人はみんな同じように中国の地図をプリントしたTシャツを着て、その上には英語で『one China,one family(一つの中国、一つの家庭)』が書かれてあり、数人の中国台湾省の学生も集会に参加した。われわれがフランスの人々に伝えたいのは、中国とフランスの間に必要なのは橋であり、壁ではないということである」と語った。

フランスでの集会では、留学生の李洹さんがスピーチを発表した時にクライマックスに達した。李さんはスピーチの中で、「西側のメディアによる真実ではない報道について、世界各国の留学生たちは心を痛めている。われわれの感情が傷つけられたが、フランスの人々を別に恨んでいない。なぜなら、この結果をもたらすのはフランスの国民ではなく、責任感のないメディアやプロの政治屋であるからだ」と語り、「中国へようこそ。真実の、完ぺきな中国、西側のメディアが伝えたがらない中国を見に来てください」という招請を留学生たちを代表して公表した。

ロンドンでは、1千人の中国人がウェストミンスター宮殿の前で平和なデモを行った。留学生たちはマスクをつけて手を繋いで「人間の壁」をつくり、全ての人は胸にピンクのバラの花をつけていた。

「チベット独立」分子が敗れて逃げ去る

フランス在住の中国人の集会の直前に、組織者たちが一番心配していたのは安全の問題であった。留学生たちは「チベット独立」勢力からの脅迫状を受けており、ひいては「集会現場で銃撃する」という脅しさえ受けた。

しかし、4月19日の1万人の大集会は「チベット独立」分子のわめき声を押しつぶした。集会のセキュリティーを担当していた呂偉星さんによると、「中国人の集会と戦え」とわめきたてていた「チベット独立」分子の勢いは完全に押しつぶされた。1万人の中国人集会に比べ、「チベット独立」分子はたった20人か30人しかいなかった。何人かの「チベット独立」分子は中国人の集会にまぎれこもうとしたが、すぐ追い払われた。彼らの集会はわずか半時間ぐらいで終わった。

同日、「チベット独立」を支持する何人かの外国人は地下鉄の出入り口で通行人たちにパンフレットを配布していたが、何人かの中国人がラサ暴力事件で被害にあった5人の若い女店員さんのことを内容とした宣伝ビラを彼らに渡したが、これらの外国人はまずそれに「驚き」、「気まずそうな」顔をして、黙ってその場から去った。

関係筋によると、数多くのフランス人は中国人たちが配布したビラを見た後、自らすすんで集会のTシャツを着た。組織者が用意した5000余点のTシャツは半時間のうちに配布し尽いた。

中国人の声を伝え始めた西側メディア

海外の中国人のすばらしい動き、真実ではない報道に対する怒りに対し、欧米のメディアはこれまでの中国人の集会やデモに対する「集団的失語症」を切り換えて、数多くの欧米の主流メディアは4月19日の中国人集会について、それを紹介する報道を行った。

19日、フランスツー(テレビ局)はパリで行われた中国人の1万人大集会を生中継した。この報道によると、中国の留学生たちはスローガンをかかげてフランスのメディアの不公平なやり方に抗議し、「メディアの自由はウソではない」などのスローガンを掲げた。フランスツーは集会の現場で中国人3人、集会に参加したフランス人2人を取材した。そのうち、今年60歳のフランス人は「私はよく中国を訪れている。われわれが守りたいのは真実を知る権利であり、偏見ではない」と語った。今回の集会について、フランスツーは「これは特別な、欧米在住の中国人たちによる集会であり、非常に静かに、何の支障もなく終わった」というコメントもつけ加えている。

フランスの「フィガロ」紙はパリで行われた中国人の集会を取材した時、「北京五輪に支持」のみを示し、「西側のメディアによる真実ではない報道」に対する中国人たちの抗議には触れていない。

また、AP通信、AFP通信、イギリスの「ガーディアン」、オーストラリアのラジオ局などの主流メディアはイギリスでの中国人留学生による「沈黙の抗議」を報道した。留学生たちが抗議の矛先を向けているBBCも「数百人の中国人が集会を催して『チベット独立』勢力に抗議した」と題する記事で、「数百人の中国人留学生たちはマンチェスターとロンドンで西側メディアが描いた『チベット独立』勢力に抗議した」と伝えている。この記事によると、千人以上の中国人は「われわれは中国を愛している」という文字が書かれたTシャツを着て、マンチェスターのBBCビルの前で集会を催した。BBCは「われわれの報道は公平かつ客観的なものである」との反応を示し、今回の集会の代表である留学生の秦辰さんを取材した。しかし、放送時間の制限があるのか、または何らかの理由で、秦辰さんはBBCへの不満を表し終えていないうちに、BBCはあっさり取材をストップした。

「チャイナネット」 2008年4月22日

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