2001年、民政部は全国のコミュニティーで「老人福祉星光プラン」の実施を開始し、各地で老人福祉のための機構や活動場所を造っている。今では、福祉宝くじの公益基金によって建てられた老人活動センターは、どこの自治体でも見ることができる。2004年、民政部は、部•省•市という3つのレベルの福祉宝くじの公益基金、地元財政、社会寄付金から6億元の資金を3年かけて調達し、孤児の身体障害者に手術をし、リハビリを行うという「明日へのプラン」をスタートした。2006年、民政部は農村で生活保護を受けている老人の養老施設を建設する「夕焼けプラン」、全国各省の児童福祉施設の建設を進める「青空プラン」を開始した。今後は、農村の生活保護を受けている老人の住居条件は大きく改善され、都市の身体障害者児童も利益を受けることができるだろう。
民政部のこの四大プランのほか、全国各級の福祉宝くじ公益金は、地元でも大きな役割を果たしている。中国身体障害者連合会が実施する宝くじ公益金で貧困学生を援助するプロジェクト、倒壊の危険がある家屋の建て替えプロジェクト、リハビリプロジェクトは、中国身体障害者事業の発展を大きく推進した。2003年に始まった宝くじ公益金による中華骨髄バンクプロジェクトは、中国骨髄バンクの登録者数を3年半で10万人分から55万人分に拡大しようとするもので、福祉宝くじ公益金の関係活動も全国各地で盛んに行われている。宝くじ公益金は公益の精神を全国に広めているのである。
「中国画報」より2007年10月12日