中国最大の肉牛基地目指す
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日本に輸出するミミズを包装する村人たち |
トウモロコシの茎→牛の飼育→メタンガス→キノコの栽培→ミミズの養殖→ミミズコンポストの生産→トウモロコシの生産……この長い循環の鎖は、会社に利益をもたらしただけではなく、梁錐村と周辺の村に豊かさをもたらした。村の人々は、性別や年齢、能力によって、牛小屋や食肉処理場、バイオ製品の工場、ミミズ養殖基地、飼料・肥料の加工工場でそれぞれ働き、毎月600元~1500元の収入を得ている。
さらに重要なのは、循環の鎖が、すでに楽陵市と周辺の県や市の良き手本となっていることだ。現在、楽陵市だけで、一万戸以上の農家が会社と契約を結んだ。農家の人々は牛の飼育のほか、サイロでトウモロコシの茎を発酵させて飼料を作る技術をマスターしたり、メタンガス池をつくったり、ミミズを養殖したりしている。
現在、楽陵市政府は、「会社プラス農家」で、農業の循環経済を発展させて豊かになる方式を推進している。同市の計画によれば、3年の努力で、契約を締結した牛の飼育農家は7万戸になり、年間に消費するトウモロコシの茎は200万トン、飼育されている牛の頭数は40万頭になる。そしてここを中国最大の肉牛生産基地にしようとしている。
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