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循環型経済、村を豊かにする
発信時間: 2007-12-03 | チャイナネット


農民から企業家になった梁希森さん

農民企業家の梁希森さんが創業した毒性のないジャガイモの原種栽培基地

 希森三和公司を創業した梁希森さんは、とても不思議な人物である。彼には口に言えないほどの惨めな青少年時代があった。彼の故郷の梁錐村はアルカリ土壌の土地であるため、農作物は実らない。1960年からの3年連続の自然災害で、わずか3歳の弟は餓死した。10歳のとき、彼は飢饉のため、その土地から逃げ、最初は乞食をし、やがて小さな作業場で鍛冶屋を始め、辛酸を嘗めた。

 改革開放後、彼は故郷に戻り、100ムーの耕地を請け負った。綿の栽培で豊かになった梁さんは、故郷にまず小さな工場を建て、その後、済南、北京などで不動産業を始め、中国で有名な「農民企業家」になった。

 梁希森さんは豊かになった後も故郷を忘れなかった。彼は自分の資金と知恵で、故郷の人々に報いた。2001年、彼は4200万元の資金を出して、もともと墓地や荒地だった土地や一部の耕地に、別荘式の新しい村を建てた。村は全部で136戸であり、梁錐村の村民は無料で1棟2階建ての280平方メートルの建物をもらった。また彼は3億6000万元を投資し、元の古い村を今の希森三和公司に建てかえた。村民たちは公司に就職した上に、元の敷地をお金に換算して株主になり、毎年、公司の配当金をもらっている。

 2005年、梁希森さんは7000万元の資金を投入し、隣村の許家村を移転させて、村民のために快適な新しい村を建てた。彼はまた3億8000万元で、元の許家村に、毒性のないジャガイモの原種の栽培基地をつくった。3年後、ここで栽培されたジャガイモの優良品種は、全国各地のジャガイモ農家に800億元の収入増をもたらすだろう。

 「人民中国」より2007年12月3日
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